アメックスセンチュリオンをゲットしました!!! ~~パレスホテル クラウンに行ってきました~~
皆様、こんにちは^^
今日はグルメ編第2弾、パレスホテル「クラウン」に行ってまいりましたのでご報告です^^よろしくお願いいたします。
このレストランは今回が3回目、出会いは6ヶ月前にプラチナコンシェルジュデスクの紹介からでした。所謂グランメゾンと言われるところはほぼコンプリートし、デスクのアメ嬢に「どっか他にお勧めな~い?」と聞いたときに教えてもらいました。正直クラウンの名前を聞いたとき内心で「えっ、パレスホテル?古くさ!」と思ってしまったのですが「是非お勧めですよ~」と強くプッシュされ、満席で断られることを少し期待しつつも「無事予約完了です^^」とのアメ嬢の素敵な御報告に観念した記憶があります。
しかし実際行ったら中々どうして、ホテルもリニューアルしたようでとても綺麗で、クラウンもグランメゾンに引けを取らぬ(classicではありません。どちらかというとモダンですかね)フレンチでしたので夫婦ともに虜になり、それ以降ますじろうのフレンチローテーションに組み込まれています。
クラウンはホテルの6階です。しかし実際はそれ以上の階層に感じます。
眺望が最高です^^その為店内も明るくてAPICIUSの重厚感漂う雰囲気とは一線を画しますが、モダンフレンチの料理にはこの明るく眺望の良いロケーションがとてもmatchしています。
ただ夜はおそらく外が真っ暗になるので鏡状態になってしまうのでは・・・
食事前に秋を感じさせるアミューズブーシュ第1弾。黄色いのが銀杏をイメージした栗の餡を固めたもの、紫色の落ち葉をイメージしたものは紫芋のチップスです。黄色い銀杏の葉は本物なので食べれません(笑) 遊び心満載で楽しい一品です。もう秋ですね~~1年早いな~
アミューズブーシュ第2弾。サーモンをオランデーズソースでいただきました。サーモンがプリプリでした。最近のモダンフレンチ系のお店はアミューズブーシュに力を入れている店が多いように感じます。そういうトレンドなのでしょうかね。結構エスプリが利いたアミューズブーシュを出す店があったりでシェフの特徴が出る所ではあります。
はい、お約束のオシェトラです。トッピングが完璧です。サワークリームの隣にある緑色の野沢菜っぽい漬物様(例えが悪くてすいません)がすごく合いました。意外でした!
ブリニではないんですがとてもおいしいパンでした。この上にキャビアとトッピングをあわせていただきました。とっても楽しかったです。
やはりキャビアには氷点近くまで冷やしたウオッカが合います。シャンパンも合いますけどね~
前菜はフォアグラのポワレと鰻のスモークを茄子のコンソメスープでいただくという、和との融合でここら辺はモダンスタイルですね~。ポワレもさっぱりしていていくらでも入りそうでした。「茄子」のコンソメとの相性を考案したシェフの慧眼に脱帽です。
これは妻が食べた前菜で少しスモークしたホタテをフロマージュブランでいただく一品です。私も少し食べさせてもらいましたがスモークすることで歯ごたえも良く、香りづけもされていてとても楽しめました。
今回一番書きたかったのはこのワインです。ボルドーもブルゴーニュもあまりいいビンテージが無かったのでどうしようかなと思ったらソムリエにこのKenzo Estateの「rindo」を勧められました。ますじろうも耳にしたことはありましたがいただくのは初めてです。
Kenzoという名前からもわかるように日本人がNapa Valleyに土地を買って一からはじめたワインです。ワイン畑は元はゲームソフト会社のカプコンが事業用に買った土地らしいのですが事業の計画があまりうまくいかず、カプコン会長の辻本憲三氏が個人で買い取って始めたそうです。ワイン好きが高じてオリジナルワインを作るなんてワイン愛好家冥利に尽きる話ですね。ますじろうももうちょっと甲斐性があれば・・・
話をワインに戻しましょう(汗)
品種はCSでビンテージも若かったのでデキャンタージュをお願いしました。まだ閉じてるかなーと飲んでみるととてもフルーティーでカリフォルニアワイン特有の口当たりの良さが印象的でした。きっとメルローなどとのブレンドの比率がいいんでしょうね。それでいてテロワールもしっかりと感じられるのでこれならば敢えてデキャンタージュせずに時間の経過で楽しむのも有りですね^^まだ歴史が数年のKENZO ESTATE、ブドウの木が円熟味を増した時のワインが楽しみです。
メインで頼んだ金華豚ロースのグリエです。付け合わせはオリーブ風味のポレンタで、コンディメントはアーティチョークとズッキーニです。アーティチョークのさわやかな甘味と歯ごたえは大好きです。ポレンタを合わせるあたりいわゆるフレンチイタリアンに近いのかな~
妻が頼んだ鱸のショーソン(パイ包み)です。ソースはショーソンお約束のショロンソースです。ソースの端にある赤いのがトマトピュレで、これを混ぜないと胡椒やバターの風味が強いベアルネーズソースのままなのでお好みでということのようです。ますじろうがソースを多く味見してしまい妻に怒られました・・・
鱸のショーソン本家?ポールボキューズにも引けを取らない一品です。またポールボキューズのショーソンも食べたいな~
フロマージュもワゴンスタイルです。ウオッシュタイプを中心にいただきました。
チーズと蜂蜜の相性の良さをクラウンで教わりました。妻がトッピングで頼んだイチジクも良さそうでした。仄かな塩気で甘いソーテルヌがすすんでしまいました^^
デセールはピアノショコラを頼みました。それ以外はコーヒーと一緒に出てくる小菓子です。もうお腹いっぱい!
これはお土産でもらうマカロンです。人数分貰えます♪
味お伝えしたかったんですが・・・
家に持ち帰ったんですがソーテルヌの酔いが回ってソファーでうたた寝していたら、帰宅した娘が目ざとく見つけて食べられてしまいました(笑)
正統派classicフレンチ以外をフレンチとは認めん!という方々にはこのクラウンはあまりお勧めしません。
正直ますじろうもモダンフレンチはドライアイスがモクモクしたりで味が二の次、見栄えだけ意識したフレンチという偏見を持っていた時期がありましたが一流店ではそんなことは無いようです。ソースなどはフレンチの王道ソースを使い基本はしっかりしています。
生前の18代中村勘十郎が「型破りな歌舞伎」をやりたいと言っていた際に、古典歌舞伎という「型」をしっかり勉強しているから「型破り」が出来るという言葉を思い出しました。きっとクラウンのシェフもclassicフレンチという型をしっかり勉強された上でイタリアンや和の良いエッセンスを取り入れるオリジナルのエスプリをお持ちなのだと思います。
それでもますじろうはコテコテのclassic派ですが時折はモダンもお勧めですよ^^
ごちそうさまでした。合掌